- 「カスタマージャーニーのテンプレートってある?」
- 「カスタマージャーニーの作り方を知りたいけど、いまいちわからない...」
と悩んでいる方もいますよね。
本記事では、第6回目となるInstagram運用講座「アカウントのコンセプトメイキングにおけるカスタマージャーニーの策定」について解説します。
- カスタマージャーニーマップを策定したい人
- 再現性のある投稿を作成したい人
- ペルソナをさらに掘り下げたい人
前回触れたペルソナシートで定めたペルソナを踏まえたうえで、Instagram運用に必要なカスタマージャーニーを策定しましょう。
カスタマージャーニーマップのテンプレートもあるので要チェックです。
カスタマージャーニーの策定の重要性
今回はアカウントのコンセプトメイキングの一環として、カスタマージャーニーの策定に焦点を当てます。
Instagram運用でコンセプトメイキングは欠かせない要素なので、このプロセスを通じて運用の土台をしっかり固めましょう。
以下は、前回の講座で使用したペルソナシートです。
ペルソナシートを利用することで、ターゲットユーザーの具体的なニーズ・行動パターンを理解し、戦略を展開できます。
さらに、カスタマージャーニーの策定では、ペルソナシートの例を深堀りして12項目に拡張して詳細を記入していきます。
カスタマージャーニーの細分化
前回のペルソナシートは6項目でしたが、カスタマージャーニーマップは12項目です。
まずは、ペルソナシートで定めたペルソナを上部に記載します。
カスタマージャーニー4つの時間軸
- コンテンツの認知:ペルソナがInstagramでコンテンツを初めて認知するまで
- アカウント流入:コンテンツから自分のアカウントへの訪問するまで
- アカウント回遊(ファン化):アカウント参加後、ファンへと転換すまで
- コンバージョン(CV)獲得: 最終的な目標である購入や申し込みにつながるまで
各時間軸に沿って、ペルソナがどう行動するか、そして行動する際の感情や動機をマッピングします。
結果、ペルソナの行動パターンと感情の流れがわかり、最適なコンテンツやアクションを計画できます。
4つの時間軸・3つの行動パターンからペルソナをイメージしながら書いていくことが大切です。
ハッシュタグ検索を活用する
「どんなコンテンツに反応するかわからない」「何かアイデアを参考にしたい」という方は、Instagram内のハッシュタグ検索を活用しましょう。
今回で言えば、ペルソナが32歳女性で「節約・時短に特化したずぼらレシピ集を提供したい」です。
「節約レシピ」で検索した場合、基本的な検索画面は以下のような表示になります。
ハッシュタグキーワードで検索した際に、表示される上位9投稿はすべて「人気投稿」となっています。
つまり、表示された9投稿は同キーワードの中で、Instagram側が決めた反応率が高い投稿です。
この9投稿の情報をしっかりと調査していくのが大切です。
人気投稿を調査して取り入れる
人気投稿をチェックして、積極的に自分の投稿に取り入れましょう。
- 使用している写真の構図・種類・数などを参考にする
- テキストはどのような内容が書いてあるかを確認する
- どのような投稿にどんなコメントが来てるかを確認する
特に「6日間献立」の投稿には「コメントで参考になります」「今日から実践します」というコメントがありました。
仮に主婦のアカウントから複数のコメントがあれば、ニーズが隠れていることがわかりますよね。
1投稿で1レシピだけ紹介するよりも、1投稿で複数のレシピを紹介しているほうが反応率も上がります。
実際に投稿を検索して、どんなユーザーから反応があるかチェックするのが大切です。
投稿の再現性を確かめる
再現性が高いかわからない場合、先人たちが投稿したコンテンツを調査しましょう。
伸びているコンテンツ(フォロワーが多いアカウント・人気投稿にランクインしている投稿)を分析して、自分の投稿に反映することで再現性を確かめます。
またさまざまなキーワード検索をして、ニーズや人気投稿を調査することで、より多くのフォロワー・コンバージョン獲得につながります。
カスタマージャーニーの策定に組み込めば、Instagram運用の成功に近づくでしょう。
細分化したカスタマージャーニーマップを解説
節約アカウントのカスタマージャーニーマップをすべて埋めると以下のようになります。
ペルソナ:32歳女性の既婚者。料理や家事に手を抜いてると思われたくないが、自分の時間を増やしたい
マップの内容は、ペルソナがどう行動してどのような感情を抱いているか、最終的にどう行動してほしいかを書いています。
ユーザーの感情を理解する|重要性と具体例を解説
特に重要なのが「感情」です。
ユーザーがどのように感じて反応するか理解することで、より関連性のあるコンテンツを作成し、コンバージョンを高められます。
節約&インスタ映えレシピを知りたいユーザーがいれば、適したコンテンツを提供して興味を引きつけ、フォローにつなげるイメージです。
ペルソナがどう感じて反応するかを理解するためには、感情を直接的に表す表現方法が効果的です。
例えば、ペルソナが「安くて美味しく見えるレシピはないかな?」と検索している場合、感情を括弧で表現しましょう。
すると、リアルな声としてユーザーに訴えかけられます。
「こんな簡単なの!?」「役立つし、フォローしよう」と、フォローのきっかけとなり、最終的にコンバージョン獲得につながります。
感情を出すポイントは「ペルソナ」が自分で話しているかのような文章で書くことです。
理想のアクション(CV獲得)を実現する
コンバージョンを獲得するまでの理想の流れは以下の3ステップです。
例えば、ユーザーが「安くて手軽に作れるレシピ」と検索して、あなたのアカウントの投稿が表示される場面です。投稿がユーザーの興味を引けば、さらに詳細を求めてプロフィールページへ流入します。
興味を持ったユーザーは、いいねやコメントなどのアクションを示します。結果、アカウントの魅力が増し、フォロワーとなる大きなきっかけになるでしょう。
サイト訪問がコンバージョンにつながり、カスタマージャーニーが完成します。
検索からコンバージョンまでの全ステップを適切に設計することが、Instagram運用の成功には欠かせません。
まとめ|カスタマージャーニーを策定して運用方針を固めよう
Instagramアカウントの効果的な運用には、カスタマージャーニーの明確な策定が不可欠です。
どのようにユーザーを最終的なコンバージョンへ導くか、プロセスを詳細に計画し記録すれば、運用の全体像を把握できます。どのステップでどのようなアクションを取るべきか、方向性も明確になります。
結果的に戦略的な基盤ができ、ペルソナに対する適切なコンテンツ提供が可能です。
次回の講座では、どのようにコンテンツを作成し、どんな情報を提供するか詳しく掘り下げていくので引き続きお楽しみに。
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