今回のInstagram講座は、アカウントのコンセプトメイキングから提供価値と内容策定について解説していきます。
前回までの講座では、ターゲットペルソナからカスタマージャーニーを決めるところまで進めてきました。
今回は自分のアカウントの提供価値や具体的な投稿内容について策定することが目的です。
- アカウントのコンセプトを策定したい人
- 投稿の反応率を高めたい人
- 自分の投稿スタイルを確立したい人
ターゲット確定とカスタマージャーニー策定に続き、重要なステップとなります。
最後まで読めば、コンセプトを作り込めるだけでなく、反応率の高い投稿が作れるようになるでしょう。
Instagram投稿形式の3つのパターン
これまで1000アカウント以上運用してきた経験から、反応率が高くバズりやすい投稿の形式を3パターン解説します。
反応率が高い投稿には、主に以下の3種類があります。
反応率が高いInstagram投稿のスタイル
- 学習・ノウハウ系
- キュレーションサイト系
- エンタメ系
ホーム率と保存率を向上させるための構成なので、ぜひ確認して投稿スタイルを覚えていきましょう。
学習・ノウハウ系
学習・ノウハウ系はテキスト中心で、知識が豊かになるような有益な内容が多いです。
定期的に役立つ情報を提供し、コメントや保存・アカウントのフォローが比較的集まりやすいです。
キュレーションサイト系
キュレーションサイト系の投稿は、特定ジャンルの情報を一つのアカウントで提供するイメージです。
例えば、美容に関心がある人が複数のアカウントをフォローする代わりに、全情報を1アカウントで提供してファンを獲得します。
美容コスメをデパコスなのか100均でも買えるものなのか、1アカウントで複数にわけて投稿するイメージですね。
閲覧側としては「美容系の情報が1箇所で手に入るなら、◯◯のアカウントだけを見よう」となって、ファンがつきやすくなります。
エンタメ系
エンタメ系投稿は、マンガやイラスト・写真などを活用し、視覚的に魅力のあるコンテンツを提供する形式です。
エンタメ系の投稿を見ることで「すごく美味しそう」「面白いな、その続編が気になる」といった形で、ポジティブな感情を抱かせやすいです。
コンテンツの質が反応率に大きく影響します。
写真・画像中心のInstagramとしては伸びやすい投稿形式といえます。
ただし、エンタメ系はスキルセットが必要で初心者には難しいため、学習・ノウハウ系・キュレーションサイト系から始めるのがおすすめ。
エンタメ系は、競合よりもイラストがきれい・写真の撮り方や加工をきれいにできることが前提です。
効率よくファンを構築した後でエンタメ系に移行する戦略を取るのがよいでしょう。
Instagramで特定の投稿スタイルを重視する理由
3つの投稿スタイルをおすすめする理由を、Instagramの重要な指標を通じて解説します。
以下のとおり、投稿のホーム率と保存率(投稿がどれだけ保存されているか)が重要ポイントです。
コメント数やいいね数を増やすことよりも、現在は投稿の質が求められるようになりました。
投稿が繰り返し見られるかどうかが重要です。
「投稿の保存率が高い=フォロワーが投稿を繰り返し見たい」可能性が高いことを示しています。
例えば、ある投稿でコメント・いいねをたくさん獲得している場合を考えましょう。もし保存率が低い場合、ターゲットが何度も見返したい内容・構成ではないと考えられます。
そのため、投稿を分析する際は、主にホーム率・保存率を高める方向で努力しましょう。
前回までの講座で作成したペルソナシートおよびカスタマージャーニーマップの出番です。
初心者向け:投稿の方向性・作り方の解説
初心者は学習・ノウハウ系、キュレーションサイト系の投稿から始めることを推奨します。
投稿内容のイメージが湧かない方は、
- ペルソナシートで定義した消費者インサイト
- 解決策・カスタマージャーニーで設定した内容認識~アカウント流入まで
に注目してください。
各段階で得られた洞察から方向性を定めることで、どのように投稿を構成すれば良いか細分化できます。
例えば、安くて簡単に作れる料理レシピが求められている場合、ニーズに応える投稿を作成するのが効果的です。
見た人に「このアカウントをフォローすれば、安くて美味しいレシピがわかる」と感じさせられます。
このアプローチプロセスから「キュレーションサイト系が適している」と判断でき、投稿を作れます。
まとめ|アカウントのコンセプトを作成してインスタ運用を伸ばそう
今回の解説では、アカウントのコンセプト作成の重要性について解説しました。
ターゲットペルソナ・カスタマージャーニーと連携してアカウントの提供価値や内容を定めることが成功の鍵となります。
時間はかかりますが、じっくりと取り組む価値がありますよ。
次回の講座では、instagramの重要なアルゴリズムについて解説していくので頑張っていきましょう。
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