- 「新規フォロワーをもっと増やしたい...!」
- 「Instagramのアルゴリズムってどうなってるの?」
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回はInstagram講座の第8回目として、新規フォロワーの獲得とInstagramアルゴリズムの理解について解説します。
- インスタのアルゴリズムを攻略したい人
- インサイトを分析したい人
- アルゴリズム優先度を知りたい人
前回はアカウントのコンセプトメイキングでしたが、今回は実際の投稿を通じて、Instagramのアルゴリズムを理解していきましょう。
Instagram運用に不可欠なアルゴリズムを知ることで、データ分析がスムーズになるはずです。
アルゴリズムの理解にはインサイト分析が重要
Instagram運用には、アルゴリズムの理解が不可欠です。Instagramアルゴリズムを理解する一つの手段が、インサイト分析の活用です。
インサイトを利用すれば、どの投稿がユーザーに届いているのか、アクションが起こっているかを具体的に把握できます。
知っているかどうかでInstagram運用の成果に大きな違いが生まれます。
3つのインサイト分析ツールを活用する
アカウント画面の右下のアイコンをタップして、ハンバーガーメニューから「インサイト」を選びましょう。
インサイト分析ツールには大きく3つの項目があります。
- アカウント全体
- フィード投稿
- リール動画
それぞれのポイントを確認して、今後の投稿に活かしましょう。
アカウント全体のインサイト
それぞれの表示されている言葉の意味合いは以下のとおりです。
- 「リーチしたアカウント数」=「投稿を閲覧したアカウント」
- 「アクションを実行したアカウント」=「いいね・保存・コメント・シェアの合計」
- 「合計フォロワー」=「合計のフォロワー数」
次にコンテンツタイプ別にインサイトを見ていきます。
今まで投稿したコンテンツ(投稿・リール動画・ストーリーズ)の中で、フォロワー・フォロワー以外の方が閲覧した回数の割合が表示されます。
また投稿から自分のプロフィールへ何件アクセスしたか、外部リンクに何件アクセスしたかも数値化されるのがポイントです。
インサイトを使えば、すべて数値化されるので、投稿の品質をチェックするのにも有効ですよ。
フィード投稿のインサイト
フィード投稿のインサイトでも、リーチしたアカウントがフォロワーかフォロワー外かが表示されます。
投稿がどれだけ表示されたか(インプレッション)も把握できます。そして統計データから、どの投稿が人気なのか、どの投稿が新規のアカウントにリーチしやすいかも分析可能です。
インプレッションとリーチは違う意味なので間違えないようにしましょう。
- ホーム=「Instagramのタイムラインで表示された数」
- プロフィール=「投稿からアカウントプロフィールがタップされた数」
- ハッシュタグ=「ハッシュタグで検索した時に自分の投稿が表示された数」
以上の3つに加えて「エンゲージメント」も把握することができます。
リール動画のインサイト
リール動画のインサイトでは、再生数・いいね数・コメント数・シェア数・保存数が左から順に表示されます。
さらに、リーチしたアカウント数やインタラクションの総数も確認可能です。つまり、どの投稿がうまくいったか・フォローに繋がったかが数値で明確にわかります。
重要なのは「リーチ」と「インプレッション」の違いを理解することです。
インプレッションは投稿がスマホ画面に表示された回数、リーチは実際にタップされたアカウントの数です。
例えば、 自分の投稿がターゲットに10回画面に表示され、10回とも投稿をタップしてもリーチ数は「1回」です。インプレッション数は増えるので、基本的にはインプレッション数の方がリーチ数よりも高くなります。
また上の画像を見ると、自分のフォロワーorフォロワー外の閲覧したアカウントの割合が表示されます。
それぞれ表示内容の意味合いはリール動画に対する再生数・インタラクション・アクティビティです。
インタラクションについてもフィード投稿と同様です。
かなり分析する項目が多いのでバックアップします!
Instagramファン化までの具体的な流れ
数値で直感的にわかるけど、そもそも分析する項目が多くて、分析するほど正解がわからなくなってしまう方もいますよね。
これまで私が分析した1,000アカウント以上の運用経験から、どの数値に注力すれば効果的かを選定しています。
今回の分析では、次に紹介する4つの項目に絞ります。
分析する項目
- ホーム率
- 保存率
- プロフィールクリック率
- フォロー率
4つの数値が高いアカウントはバズりやすく&人気投稿として表示されやすくなり、新規フォロワーが増えやすい好循環が生まれるからです。
第一フェーズ:ホーム率
人気投稿としてバズり始めた時のホーム率の統計を円グラフで示しています。
グラフから明らかなように、バズり始めた投稿のホーム率は50%以上です。
50%以上を目指すことが、Instagram上でのおすすめ投稿として掲載され、新規流入を増やすための鍵になります。
第二フェーズ:保存率
保存率については、2%以上が好ましいとされています。
2%以上だと、閲覧者から継続的にアクションを引き出せる傾向です。投稿が長期間にわたって、保存した方から閲覧される可能性も高まります。
保存率が高いことで継続的に人気投稿として掲載期間が長くなりやすく、かつプロフィール流入率も増えやすくなります。
投稿の閲覧数と新規フォロワー獲得を増やすには、少なくとも保存率2%以上を目指しましょう。
第三フェーズ:プロフィールクリック率
プロフィールクリック率が2.5%以上のアカウントは、投稿がバズりやすく、短期間で多くの新規フォロワーを獲得できる傾向です。
過去の統計を見ると、年間で全体の約76%がプロフィールクリック率2.5%を超えています。
逆に2.5%未満のアカウントの特徴として、一つの投稿がバズったことで、フォロワーが短期的に増えた形と推測できます。
2.5%を超えない状況が1ヵ月間続くと、今後何回も投稿しても、2.5%の壁が超えられない状態に陥りやすいです。
考えられる原因
- ターゲット層がずれている可能性
- 投稿文がペルソナに刺さらず、プロフィールまで誘導できない
プロフィールクリック率は、自分のアカウントやプロフィールに対する興味の度合いを示します。
パーセンテージが低い場合、単に投稿を増やすだけでなく、訴求方法や投稿文を見直すアプローチが必要です。
第四フェーズ:フォロー率
フォロー率は、アカウントがどれだけフォローされているかを示す指標です。
目標フォロー率は5%で、私が運用した1000アカウントのうち65%は5%を超えています。フォロワー数が多いほど、フォロー率も高くなりやすいです。
また短期的な変動によってフォロー率が変わることもあります。
例えば、一時的に投稿がバズって、フォロー率が急上昇した後に減少することもあります。
基本的に5%を超えている限り、そこまで気にする必要はありません。
短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な目標を持って分析を続けることが大切です。
目指すべき数値目標は以下のとおりです。
- ホーム率50%以上
- 保存率2%以上
- プロフィールクリック率2.5%以上
- フォロー率5%以上
知っておきたいInstagramのアルゴリズム優先度
Instagram公式の発表によると、アルゴリズムでは各種コンテンツの優先度が異なります。
具体的にはフィード投稿・ストーリーズ・リール動画ごとに優先される要素が違います。
例えば、フィード投稿とストーリーズでは、以下の画像のように保存数・プロフィール閲覧数などのユーザーアクションが最も重要です。
ユーザーと投稿者の過去のやり取りや、その他のユーザー行動に基づいてアカウント評価が変動します。
リール動画に関しては、以下の画像のように保存数やいいね・視聴完了率が人気度に直結するので、重要な指標です。
投稿に対してユーザーがおこなったアクション数が多いほど、Instagramはそのコンテンツを優先的に表示します。
ターゲットとするユーザーにコンテンツが効果的に届くよう運用していきましょう。
まとめ|Instagramのアルゴリズムを理解して運用しよう
Instagramのアルゴリズムについて理解することで、自分のアカウントをどう成長させ、どのポイントを改善すべきか把握できます。
インサイト分析で特に重要なのは以下の3点です。
- アカウント全体
- フィード投稿
- リール動画
Instagram運用において目指すべき数値目標は以下のとおりです。
目指すべき数値目標
- ホーム率50%以上
- 保存率2%以上
- プロフィールクリック率2.5%以上
- フォロー率5%以上
4つの指標を用いて、自分のコンテンツをターゲットユーザーに見てもらえるように運用しましょう。
次回の講座もお楽しみに!
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